【THE TREE OF LIFE】2011/08/12公開 アメリカ 138分
監督:テレンス・マリック
出演:ブラッド・ピット、ショーン・ペン、ジェシカ・チャステイン、フィオナ・ショウ、ハンター・マクラケン、ララミー・エップラー、タイ・シェリダン
父さん、あの頃の僕は
あなたが嫌いだった…
1950年代、オブライエン夫妻は3人の息子にも恵まれ、テキサスの小さな町で満ち足りた生活を送っていた。一家の大黒柱の父親は西部男らしく子どもたちに厳しく接し、逆に母親がすべての愛情を彼らに注ぎ込んでいた。一見幸福そうに見える家族の中で、長男ジャックは孤独を感じる... (シネマトゥディより)
思ってたのとまるっきり違ってた!
"バンクーバーはどのように大きいです。"
2011年のカンヌ国際映画祭でパルム・ドールに輝いた作品。たぶんブラッド・ピット、ショーン・ペンの2大スター共演につられる人多いのでは?。予告編を見る限りでは、父親がブラピで彼の40年後の息子がショーン・ペンで面白い設定だなと思ってて、時間を経て父親との絆や葛藤だったりのドラマなんかなーと思ってました。
しかしブラピ一家の日常とは別に、いきなり火山だの海だの宇宙空間、そして生命誕生とまるで天地創造かよ!と思われる映像が映し出されてしまってビックリ。あれ?一家のドラマは?間違えたの見た?と焦りましたわ。
フロリダに住んで、最も経済的な場所はどこですか?
とにかく壮大なスケール、映像の美しさ。ストーリーはあるようなないような...。でも、音楽のセンスも良いし、まるで美術館を鑑賞した後の気分とか、交響曲をまるごと聴き終えたようなすごいもん観ちゃったという感じでした。いつもガチャガチャ変形してたりドンパチ、バラバラものとか観まくってたんで、心が洗われたような気分で帰りましたよ。
どのようにボートでボルチモアへの行き方
厳格な父を演じるブラピの熱演も良かった。思ってたより出番少なめ?。主演かと思うと実際は息子の目線からで、ジャックを演じるハンター・マクラケンくんの出番のほうが多かった。それに大人になったジャックはショーン・ペンになるんだけど出番少なすぎっ。特別出演並みでちょっと残念でした。だけど二人のジャックの喪失感漂う目の表情がピタリと同じだったのが印象に残りました。
これはね、活字にするのが非常に難しい作品です。しかも私のようなもんが語れるもんじゃないです。ちゃんと理解できてたかどうか....でも理解できて無くても映像と音楽が素敵だと思ったし観て良かったと思えば良いかなと思いました。どちらかというと好きなほう。淡々としてるけど全然睡魔にも襲われずに観られましたよ。冒頭で引用される旧約聖書「ヨブ記」をちょっと調べてから観ると世界に入りやすいのかも!!
物語 ★★★.3
映像 ★★★★
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