本格的な不況に突入といった感じでしょうか。
LBO(buyout)で有名なKKR、カーライル・キャピタル、そしてブラックストーンズ・グループという超有名な会社のMovers Shakersたちがにっちもさっちも行かない状況に追い込まれ、かなり危機的な状況。
KKRのヘンリー・クラヴァスと言えば、80年代にナビスコの買収で巨万の富を築いた、この業界ではいわば老舗といえるのでは。
当時の2度目の妻は、元オスカーデ・ラ・レンタの美人デザイナー出身で、クラヴァスと結婚すると同時に自身のブランドを打ち立て、何かと華やかな話題いっぱいの方でした。
ブラックストーンズのスティーブ・シュワルツマンも740 Park Aveの自宅にブッシュを招き、寄付金集めのパーティをし、一晩で百万ドル以上集めたり、あのArmoryで60歳のお誕生日を開催したときは、巨大な自画像を飾って話題を振りまいたり。
このリセッションがどの程度のものになるのか。
問題はそこです。
ここでジ ョークをひとつ。
ほらこんなときは(修羅場)、品格とユーモアを持って乗り切るしかないでしょ^^
リセッションとは、世の中が不景気な時。
ディプレッションとは、自分が不景気な時。
なぜジェンダーエンパワーメントです。
我が家のポリシーは、景気に関係なくいつも同じような生活態度を心がけること。
だからすごく景気の良かったつい最近でも、締まり屋さんの夫の目が光り、結構地味めに暮らしてきました。
だからちょっとぐらい景気が悪くなっても特にライフスタイルを変える必要はないのですが、それでもこんなときこそ、がんばって続けなくちゃなぁと自分にハッパをかけていることはあります。
そう、これまで尽力してきたチャリティや寄付をこういうときこそ同じように続けること。
こんなときこそ、他人やコミュニティや社会に何ができるかを考えて、困難なときこそ継続しなくちゃ。
まさに修羅場でも品格ですね
(・∀・)
先週、恒例Inwood House のスプリング・ガラが開催されました。
今年も昨年同様会場は、ウォールストリートにあるハーリー・チプリアーニ。
300人着席のパーティ、途中クリスティーズのオークショナーを招いてオークションをするところもまったく同じ。
けれど、今年はチケットを売るのが大変でした。
一番安い個人チケットで450ドルだものね。
そしてオークションの値段も昨年のように「あれよ、あれよ」と値段がつりあがるということはありませんでした。
やっぱり不景気なんですね。
そんな折しもわたしはボードメンバーの末席を汚すことになりました。
どのようにスマートになるには?
元を辿ると、友人リンダの3年ごしの口説きに負けたのですが、
そのリンダは、Room to Read 日本チャプターを創設した
スーザン・グッゲンハイム・ロッジが16年かかわってきたこともあり、彼女の勧めで始めたのです。
わたし、労力なら任せてですが、経済的にどの程度コミットできるか、
ま、やってみるしかないですね^^
今回は、そんなわけで少しInwood Houseのことを・・・・
Inwood Houseは3人のアメリカ人女性によって178年前に設立された、
恵まれない立場で妊娠をしてしまったティーンたちを収容し、学校に通わせ、
出産前後の面倒を見、父親、母親になるための教育、カウンセリングをする非営利団体です。
場所は82丁目のセカンドアベニューを入った処にあり、
現在は約100年前に建てられた施設であるタウンハウスの全面改装中です。
収容されるティーンた� ��のうち、最近一番若かった子はなんと12歳。
多いのは14歳から16歳。
Inwood Houseはプロテスタントの女性たちによって創設されただけあって、
ここには伝統的に中絶という考えは存在しません。
フォスターハウスなどで厄介者扱いされている本当に困っているティーンたちを収容しますが、彼女たちのほとんどが、「産みたい」と考えていることに、わたしは感動しました。
いじめは/学校に銃を取ることができます
現在は、不幸な立場での妊娠を予防することにも力を注いでおり、
アッパーイーストの北のほうにあるサウスブロンクスを中心とする地区では、
避妊やエイズについてのレクチャーも開催しています。
というのは、サウスブロンクス地区は、全米的にも
ローティーンの妊娠率がもっとも高く、
またエイズ感染率も高いというデータがあるからなんです。
また、若い母親がいるということは、父親もいるということで、
父親たちもほとんどがティーン。
Inwood Houseでは若い父親向きの教育プログラムも設けており、
これはかなり成功を収めています。
そしてこのデータをぜひご紹介したいで す。
若くして妊娠したティーンが学校を退学するケースは全米平均80%以上。
Inwood Houseに収容されたティーンが学校を卒業するケースは92%以上です。
そしてInwood Houseからは30%近くが大学に進みます。
中には、14歳で妊娠し、Inwood Houseを得て、高校を卒業し、
名門ヴァッサーカレッジを卒業し、現在はヴァサーで教鞭をとっている女性もいます!
彼女は、キャンパスに学生のためのデイケアセンターがないことに気づき、
なんと、在学中に運動し、デイケアセンターを作ってしまいました。
今、改造中のInwood Houseの施設を見学に行ってきました。
新装オープンは6月。
ものすごくわくわくする施設に生まれ変わります。
また近いうちに、ぜひご紹介させてください^^
分室ブログ 更新しました。
女目線で応援したい「いい男」の基本中の基本かなと考えることを書きました。
ご興味ある方はどうぞ^^
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